愛知県陶磁美術館

先日、所用で愛・地球博記念公園モリコロパークへ出かけたのですが、何やらイベントが開催されている様子で駐車場は大渋滞。予定を変更して愛知県陶磁美術館へ行くことになりました。
(以前は「愛知県陶磁資料館」という名前でしたが、平成25年6月1日に「愛知県陶磁美術館」へ名称変更されたそうです。)

企画展として「高麗・李朝の工芸」展が開催されていましたが、時間がなかったため、呈茶席で一服いただいて帰ることに。

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美術館の敷地内に県民茶室「陶翠庵」があり、ここでお茶を頂けます。

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広間、小間、立礼席を有する本格的なお茶室で床やお道具を拝見しながらお茶が飲めるというのは有難いことです。
お茶とお菓子は立礼席でいただきます。

【立礼席】
掛物   藍染      鵜飼 元夫
色紙   「菊」      西部 文浄
釜・風炉 浪透かし   伊藤 鐐一
敷瓦   織部      山口 重信
皆具   染付山水文  加藤 唐三郎

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ここの茶席は嬉しいことに茶碗が選べます。
地元を中心に十数名の作家さんの作品から選ぶことができます。
何年か前に来た時には、企画展と連動していたためか、荒川豊蔵さんや加藤孝造さんなど、お高そ~なお茶碗も選ぶことができました。
今回は二人分、堀 一郎(ほり いちろう)さんの志野茶碗と奥村 繁豊(おくむら しげとよ)さんの青白磁刻鳳凰茶碗で頂くことに。

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大きすぎず、しっとりと手の中に納まる、温もりを感じるお茶碗でした。

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端正な姿で清らかさを感じるお茶碗でした。高台から立ち上がる曲線には好みを超えた美しさがあるように思います。

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お菓子は羊羹の中に名月が浮かんでいました。

お茶とお菓子をおいしくいただいた後は、広間と小間を拝見して帰りました。

【広間】
掛物     「洞庭秋月図」  森村 宜稲
風炉先屏風 和紙        山内 一生
水指      織部瓢      片岡 誠
火鉢      朱泥       水上 暁山

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青磁とシュウカイドウ(秋海棠)の透き通るような白がとてもきれいでした。

【小間】
掛物 「雪月花」 加藤 唐九郎
水指 八角鉄釉  杉浦 芳樹

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行かれたことのない方はぜひ訪れてみてください。
薄茶一服主菓子付きで550円です。
2014年10月4日(土)常設展示室がリニューアルオープンされるそうです。

愛知県陶磁美術館 公式サイト

(NHK水曜 F.M. 記)



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