NHK趣味Do楽「茶の湯 武者小路千家“春の茶事を楽しむ”」第4回
立礼によるお茶会の様子でした。
立礼は「りゅうれい」と読みます。
テーブルとイスを中心とした西洋式の生活様式に合わせて考案された形式です。
考案したのは裏千家11代玄々斎で、実用化されたのは、1872年(明治5年)京都博覧会だそうです。
場所は、京都嵯峨野広沢池の畔にある茶室、春遊亭でした。
この春、大学を卒業するお嬢さんがお世話になった方々をお招きするという内容です。
若いのに感心ですね。
自分が同じ歳の頃、何をしていたか思い出すと怖くなります。
酒呑んで路上で寝てましたね・・
さて、広沢池や小倉山の話をしながら春遊亭にやってきた家元と岩槻さん。
皆さんの席入りが済んでいるお茶室に入る際に
家元が一言、
「乱入しま~す」
笑って良いところなのかわかりませんが、
「乱入」と聞いてプロレスしか連想できない自分には面白かったです。
自分の感覚が庶民すぎるのかも。
いかん、いかん、緑の着物がガウンに見えてきた・・。
立礼卓はよくわかりませんが、有隣斎好みでしょうか?
床の掛物は愈好斎筆「長生殿裏春秋富」。
1月の熱田神宮月釜宗偏流の寄付も長生殿の図でしたが、「長生殿」と「不老門」はおめでたい席で目にすることが多いようです。
主茶わんは愈好斎手造 赤楽 銘「花の香」でした。
立礼のお点前をもう少し見たかったなと思い、
テキストをパラパラ・・・、
あっ!
紙面には限りがあるようです。
(NHK水曜 F.M. 記)