10月のお稽古は、風炉の名残りとして、中置でのお点前となりました。半年間お風炉でお稽古させてもらえた感謝の気持ちでお点前させていただきました。個人的には、お濃茶の稽古をさせていただき、先生、先輩方にたくさんのことを教えていただけた月となりました。お稽古の準備をしてくださった先生、先輩方に心より感謝を申し上げて先に進めさせていただきたいと思います。
主菓子の銘は「梢の錦」。秋らしい菊のお菓子器にお入れいただきました。鮮やかです。
お干菓子は、秋らしいお干菓子です。和三盆のようです。
お菓子の名前をお聞きすること忘れてしまいました。とても軽快な食感のお菓子でした。お菓子器の扱いも勉強させていただきました。お菓子器はヤンポ・・だと思います。申し訳ございません。未確認です。
中置ですので、お風炉は中央です。中置は、ブログ内でF.M様が詳しくご説明されていらっしゃいますので、省略させていただきます。
そして、中置に合わせて細水指をご用意いただきました。三島の柄も秋の装いです。
蓋置は「つくね」という形だそうです。厚みのある蓋置はどこかしら温かさを感じさせてくれます。
お棗は真塗です。気持ちを引き締めてくれます。来月が炉開きですので、お風炉は今年最後のお点前。ぴりっとします。
主茶碗は黄瀬戸をご用意いただきました。やさしく温かさを感じる色合いです。たなごころも良い感じです。
替え茶碗は菊の絵付けのお茶碗ご用意いただきました。こちらも秋の風情を感じます。
お掛物は「万里秋風」です。出典などを調べてみたのですが、見つけることは出来ませんでした。似ているものとして、「昨夜一声の雁 清風万里の秋」という句がございました。昨夜は雁が鳴きはじめたと思ったら、清々しい風がいたるところに吹き、秋の到来を感じさせてくれる。禅語では心の中の迷いや憂いを清風が吹くことによって、心の中をも爽やかにしてくれる・・というような説明がございました。季節にふさわしい爽やかなお掛物をご用意いただけたと思います。
宗全篭に秋の野山を感じさせる花をたくさんお入れいただきました。秋明菊、孔雀菊、タカクマホトトギス、金水引、他です。申し訳ございません。お花の種類がわかっていないものもございます。不勉強です。どなたか何かの折に教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
後半のお稽古では、秋明菊を別のお花入れをご用意いただきました。特に形はないとのこと、凛としています。
10月のお稽古は、深まる秋を存分に堪能させていただけたお稽古でした。茶の湯は、具体的に何かを覚えるだけでなく、様々な角度から包括的に感性を磨いてくれるような気がいたします。そう思えるのも先生のおかげです。先生、先輩方に重ねてお礼申し上げます。(D.M記)
いつも楽しみに拝見しています。
最近は、なかなか稽古にも顔を出せていないので、空想稽古(イメージトレーニング)させてもらいます。
他のお花は、藤袴と水引でしょうか。
タカクマホトトギスは存じ上げませんでした。
今の世ではどれも貴重なお花、ありがたいことです。
F.M様、お花へのご回答感謝いたします。おかげさまですっきりいたしました。私もF.M様の投稿、楽しみながら勉強させていただいています。ありがとうございます。