透木釜(すきぎがま)が取り上げられていました。
釣釜と共に炉の季節の終わりがけに用いられる釜ですが、流派によって使われる時期が若干異なるようです。
表千家では、3月に透木釜で4月に釣釜
裏千家では、3月に釣釜で4月に透木釜
武者小路千家では、3月に透木釜で4月に釣釜
となっているとのことですが、
釜をかける茶室の状況や取り合わせによって釣釜と透木釜が逆転することもあるようです。
ちなみに、この放送およびテキストで使用されている釜は、
尾張藩御釜師、十三代加藤忠三朗氏の作です。
(正確には十三代忠三朗を襲名する前の加藤大忠作)
(NHK水曜 F.M. 記)